もしも誰もが、精子と卵子を用いた生殖以外は人間と見なさないのであれば、映画ブレードランナー(リドリー・スコット監督、1982年の作品)における世界の様に、人間を模して作られたレプリカントには人権が無いコトになる。
でもね。
レプリカントだって(映画の中では)必死に生きているのさ。
今現在、レプリカントを生み出す技術は絵空事かも知れないけれど、映画のような技術を現実社会で使える頃には、宗教学者を始め、政府や人権団体等、様々な分野で“人権”を再定義しなくてはならなくなるだろう。
さて、一つ考えて欲しい。
あなたの細胞から、あなたのコピー人間を作った時、コピー人間の誕生日は、オリジナルのあなたなのか。
其れとも、コピー人間として此の世に生まれた時なのか。
どちらなのだろうね?