思考錯誤屋の呟き

「日々の事柄」を適宜更新中。

あの日、あの時、あの場所で

そっか、3月12日だ。
水素爆発で、原発の建屋が吹き飛んだ日。
人災を撒き散らした、日。

あの津波は多くの命を奪ったけれど。
原発事故は、大勢の人の住処と生活を、今も奪い続けたまま。

廃炉計画も遅れているし、あと30年で終わらせるには、画期的な技術革新が起きない限り無理なお話。
50年か、あるいはそれ以上か。
50年先、建設に関わった人は、みなこの世から居なくなるのだろうね。
巨大な爪痕を遺して。

欲望って、不幸とセットなのにね。

10年前。
やっと停電が復帰して、初めて何が起きていたのか。何が起きているのか、理解した。
…つもりで、いた。
当時、北関東在住だったから、それなりの揺れはあったし、自宅の被害もあったけれど、自然災害と大規模な人災に遭った人たちのことは、何処か上の空のような気がして。

なーんにも、学んでいない。
そんな気がして。


~~3月12日の呟きより