思考錯誤屋の呟き

「日々の事柄」を適宜更新中。

埼玉県にある公庫の旧O支店3

中小企業事業から「事業計画を見ない」と言い切られている以上、融資相談を国民生活事業へ行なった時の事。

この時は既に経営革新計画を取得していたが、セーフティネット枠で融資の申込を行なった。

何で、こんな面倒な事をしたかと言うと、融資を申込む時点では経営革新計画が計画通りに進んでおらず、目標の開発機器が出来ていなかったからだ。短期間で複数の融資申込みは「実行が難しい」と聞いており、このような手間を掛けた。

だからセーフティネット枠での融資申込の際、「2、3ヵ月後には計画通りに開発機器が完成する予定」と伝え、「完成した時点で経営革新計画枠の融資を新たに申し込みを行なう」との意向を明確に説明した。
勿論、公庫側の判断として「セーフティネット枠の融資は難しい」と判断されるならば、経営革新計画枠の融資申込みもしない事を伝えた。

結果は、この手間が成功したのか否か、それは判らないが、ともかく融資を受ける事が出来た。


ところが、物語はここで終わらない。むしろ、終わりの始まりである。


「融資を受けられたのなら、成功だろ?」と思った方へ。

普通は、「成功」と思いますよね? でもこれが失敗でした。

僕もセーフティネットの融資が実行されたと思ってました。上記のやり取りから2ヵ月後に開発機材が完成し、経営革新計画枠での融資を申し込むまでは!

前回の融資を受けた2ヵ月後、経営革新計画枠での融資を申し込んだ時に初めて知ったのだが、「既に経営革新計画枠で融資が実行され」ており、この時の申込みは断られてしまった。

担当者曰く、「二段階で融資の申し込みを行なう事や、その理由についての報告や記録が、全く!旧O支店には残っていない」そうで、加えて、「経営革新計画枠の融資は通常、同一年度内に複数回の申込は出来ない。申し込む場合は計画自体を改定し県の承認を得た後しか受け付けられない」と言い切り、僕の話しを受け付ける気配すらない。

流石に僕も「既に経営革新計画枠で融資が実行」された事について、「セーフティネット枠の融資から、経営革新計画枠での融資へ変更するには、申込内容だから企業側の同意が必要だろう?」と迫ったのだが、面白い事に「企業側(=僕)が同意した事実も残っていない」との回答だった。


この体験で判った事は、2点。
1.旧O支店は、融資申込の際の記録が無くても、融資を実行する。
2.企業の同意を得ずに、融資内容を勝手に変えて実行する事がある。


公庫の旧O支店へ、融資を申し込もうと考えている方へのアドバイス
・融資申込の際は、自己保全のためにも記録を残す。
・融資が決まった時は、融資が実行される前に内容を必ず確認する。

当たり前の事かも知れないけれど、僕はミスをしました。無念。