思考錯誤屋の呟き

「日々の事柄」を適宜更新中。

おくりもの

若い時分は、「人は苦しみ悲しみを経て、更なる穏やかさと優すらぎを得る」事にずいぶんと腹を立てたものだけど、人の苦悩を知っている者だからこそ得られる事もあるのだろう。

愛しき者に先立たれ、一人絶望の淵を彷徨っているのなら、辛い時は涙を流して、流して、流して…。
それでも、「幸せ」感じる心を忘れてなけりゃ、それで十分。

此の世に生きる人間だもの。
そのうちきっと、心の底から笑える日が来るさ。

いつか、悲しみを抱えたまま、いつか、優しさで包み込めたら、それで十分かと☆

それが出来れば、其のシアワセは、彼の地に先立った者へいつか届ける贈り物。
彼の地への「オミヤゲ」。

個人的には嫌いな表現だけど、「苦悩や嘆き、悲哀を知った分だけ、優しくなれる」のが人の心ってもの。

優しくなれた分だけ、彼の世へのオミヤゲも増えます。