2012-03-16から1日間の記事一覧
むかし、吟遊詩人を気取ってみたコトがある。 言葉を操る楽しみに浸り、返詩に踊ってみたものの、或る日、言葉を捧げていた巫女を喪い、言葉の魔法がいとも容易く消えてしまった。詩を忘れた詩人なんざ、鳴かない子規より、性質が悪い冗談のよう。銀の月に涙…
ちょこっとチョコ食べたい。 チョコ食べる。 チョコ食べた。チョコ、もっと食べたい。 チョコまだ食べる。 チョコ食べ続ける。 チョコ食べ続けて、子供の冷たい視線が痛いけどチョコ食べる。 チョコ一袋空になる。また探してチョコ…無いぢゃん!
砕け散った言葉を集め、砂時計を作りましょう。アタシを虚空に閉じ籠めたアナタの為に。 アナタを斬り裂いたアタシの為に。カンラ、カンラと尖った言葉の欠片。 祈りの如く胸を掻き毟る。
「生きて」と言葉を遺し自らは旅立つなんて、昼メロよりも性質が悪い。 いつの日か「冗談だよ」と、見慣れた横丁に現れないか? 心の棘が、抜け落ちてしまう前に…。
キミの居ない世界に取り残された?其れとも、置き去りにされたのか?身に余る問い、コタエを掻き消す。
金のお日様、銀のお月様。 此の星は今も瑠璃色でしょうか?
不意を突かれて重ねた唇。 滑らかさと消えゆく街の喧騒。 あの日、あの時、確かにキミは居た。 遠い初冬の、ほんのひととき。
終わりを望む自我と、続きを刻む記憶。 ミラーナイフの言葉が空を裂き、闇に熔け込む。