思考錯誤屋の呟き

「日々の事柄」を適宜更新中。

法律という「不完全なルール」に、振り回されるな!

井上久男氏の「お客の利便よりも社内のルールが大事?!マニュアル漬けの「コンプラ地獄」が日本を滅ぼす(http://gendai.ismedia.jp/articles/-/11902)」を読み、悩んでしまった方へ。


【ルール遵守】
ルールに基づいて、社会と言う名のゲームが動いている以上、ルール違反はゲームからの退場を意味する。

↑件の記事の趣旨とは異なる「解」になるが、「客のためにコンプラ違反」との問い掛けは、「客のために泥棒」と置き換えたら如何だろうか。


【記事の主旨】
僕には、記事の趣旨が曖昧に感じた。

恐らく、「リーダーの資質」、「法令作成に関与する者の法令違反」、「法律(ルール)と運営(サービス)の違い」を、一緒くたんに記述している事から受けた印象だろう。

記事表題「お客の利便よりも社内ルールが大事」を問うなら、「社内ルールの作成と、運用の問題」に絞るべき話。


【解釈】
僕の「解」は、「法律は道徳を規範として作成すべき」であり、社内ルールも同様。

「道徳を規範とした上で、客の利便性を第一に考えてルールを作成」していないから、運用面で(比喩としての)遊びが無くなり、客に不便を強いる事態を引き起こす。

まさに「主客転倒」(笑)。


コンプライアンス地獄】
道徳と法律と運用。
それぞれ、何を規範とし何に基づき何の為にどうすべきかを見失った者達が陥っているのだろうが、これもマニュアルに頼りきった現場運用における問題の一つでしかない。

規範となるべきリーダーが不在だから生じている混乱。


【纏め】
コンプラ違反は、重要な問題」。
但し。
「客の利便性に問題を生じる様な社内ルールの問題点は、現場に即応して改善すべき」お話し。

「リーダーの資質」については、「それはまた、別のお話し(←王様のレストラン風に)」。