思考錯誤屋の呟き

「日々の事柄」を適宜更新中。

ベンチャーキャピタル1

この国のVCにおける投資基準って、何だと思います?
とあるキャピタリストから聞いた一例を、下記に記載します。


〜〜ここから〜〜

極論すれば、「検討の余地がある」ことは単に必要条件です。
投資家は「では何台か売れた時点で考えましょう」と頭では考えます。
最初の案件が特殊なものであれば、また、「もう少し様子を見ましょう」となるでしょう。

銀行に売るなら、いつ、誰が、どのように販売をするのか、各論を詰めて、「あとはお金と時間だけだな」と思わせるまでに煮詰まらないと、投資には、つながり難いと思います。

少なくとも投資家は、良い商品、合理的な商品だからといって、売れるとは考えてくれないと思います。
単に製造部門が十分条件を満たした、という評価でしょう。
売る努力は大変でしょうし、コストも必要です。
特に銀行などは利権の世界、金融庁・日銀対策なども、投資家から見れば知りたい世界かもしれません。

〜〜ここまで〜〜


要約すると、社長の人脈も含めたバイタリティを中心に見ているというか、それしか見ないと言うか、はて?

もっと砕いて言うなら、「どんなにか素晴らしいアイデアや技術を持っていたとしても、投資家は食いつかない」と言う事だな。

因みにこの基準、リーマン前も後も変わっていません。
この国が技術立国に熱心だったのは、遠い昔の物語です。