ブラック企業の構図は、搾取する側と、搾取される側が存在する。
しかも、搾取される側は搾取され続けているにも関わらず、そこから脱しようとしない、という問題がある。
で、だ。
ブラック企業が何故まかり通るか？と言えば、それは社会が存在を許容しているか。
或いは社会そのものがブラック化しているから。
…の、いずれかだろう。
だいたい、ね。
労働争議がなあなあになっている現実を、どれくらいの労働者が認識しているのか？
そもそも、自分を「労働者」と正しく認識し、かつ、労働基準法の概要を理解し、自らの権利保全を出来る者が、どれくらいいよう？
数少ないホワイト企業でも働くご縁があったのだけど。
ホワイト企業ってのは、労働組合がしっかり機能しているのよ。
歴史を遡れば、組合に入らない労働者が年々多くなり、その影響なのか、年々ブラック化する企業が増えた、ように思える。
だいたい、さぁ。
大企業のトップ連中の舵取りが上手くいかず会社経営に支障を来たした結果、トップ連中自ら出処進退を決定する前に、大規模なリストラに走るじゃない？
切られるのは尻尾だけじゃなく、胴体まで切るようになっている世の中なのだから。
会社の経営難で職を失っても、自己責任ですか？
どのくらいの人が頼りにしているのか知らないが。
この先、ちぃと先。
年金だけじゃ、暮らせない時が確実に来る。
…というか、既に暮らせてない人達もいる現実を、何故直視しないのか？
年金問題なんざ、昔っからあるのに、改革はいつまでも後回し。
都合の悪い問題は、いつも後回しなのよ！
消費税も含めて、増税に反対する者に問いたい。
この国のプライマリーバランスを、どうやって正常化するのか？と。
それこそ「反対！」だけなら、唱えるだけなら、野党でも出来るのよ。
米の国に国防を任せて守って貰う。
なんて、都合の良い考え！と、感じないのかな？
隣の家人に、自身の家庭の安全を全て委ねる人って、そんなにも多いの？
外交下手と言われて久しい此の国だが、内政はどーなのよ？
～～7月7日の呟きより
