思考錯誤屋の呟き

「日々の事柄」を適宜更新中。

斜陽

通信屋の施工連中は、施工自体は得意なのだけど、保守には疎い。
施工ができる技術屋で、保守もできる知り合いは、数えるほどしか知らない。
だから、施工屋が既設機器の移設を行うと施工ミスをしてしまったり、機器を壊したり。
施工時は、通電してないからね。通電中の機器の扱いを知らなさ過ぎる。
技術屋だからと言っても、知らないことはいくらでもあるのに、覚えようとしないのが多すぎるように感じる、今日この頃。

パソコンのシャットダウンは、基本OSから。
OSが反応しない時は、パソコン本体のスイッチ。
それでダメなら、コンセントから電源ケーブルをプッツン。
と言う、順番すら知らない者がいるのよ。
どーかと思うよ。この業界。

ネットワーク機器も、そ。
シャットダウンするなら、まずはコマンド。
コマンドに応答しなければ、ネットワークケーブルを外してから、本体の電源断。
本体が切れなければ、電源ケーブルを抜く。
なのに!
ネットワークケーブルを外し忘れて、機器を壊すなんてのはあるあるで。
保守屋が呼ばれるのよ。やれやれだ。

保守屋を名乗ってても、ド!新人だったり不慣れだったりすると。
テスターで電圧を測る時に、電流に合わせテスターを壊す、とか。
電圧を測ろうとして、電源をショートしてしまう、とか。
そら、酷いものさ。

外の施工屋も、けっこういい加減な者がいて。
バケット車のアウトリガーを出さずにバケットを延ばして転けるとか。
ユンボを荷台から降ろす時に、ユンボそのものを落としてしまうとか。
基本を守らない事故が、ポツポツ。
なんだかなぁ…。

と。
愚痴ってみた。
老兵は去るのみ、だがね。

今にして思えば。
メリケンにスーパー301をチラつかされて、日本政府がコンピュータ産業を見捨てた時点で、半導体の凋落は決まったも同然だったし。
電機は、デジタル化の遅れやら無駄な!多機能化と、高コスト体質からの脱却失敗で。
それらから学びもしない自動車は、既にタイタニック
大手の産業から遠いところでは新芽も出ているのだろうが、日本のものづくり産業が世界一なんてのは、夢のまた夢で終わりそう。


~~9月20日のスレッズより