同じ物を見ているからと言って、同じ物を捉えている…訳じゃないものな。
同じ時間、同じ場所、同じ視点に立ったところで、同じ考えにはならんし。
あなたの空と。
わたしの空と。
違うの。
あなたが愛を語る時。
わたしは腹が啼く頃。
だから、違うの。
同じ物。同じ光。同じ場所。
全て同じ条件に揃えても、見る物は、見ている物は違う。
色だってそう。
目が捉えた光を信号として、脳内で処理しているけれど。
もしも。
私の脳が認識している赤の信号を完全なカタチで取り出し、別の誰かの脳に認識させたら別の色になる…やも知れず。
同じ針を、同じ力で、同じように刺しても。
痛い人と、痛くない人が居て。
同じ言葉を、同じように投げ掛けられても、同じように受け取れないのと同じで。
同じって、残酷。
「みんなちがって みんないい」けれど、食う側と食われる側が居るのよね。
虐げられた子が、親を殺める。
罪に問われるのは、子なの??
問われるべきは、親じゃないの?
なんかね。
死人に口なしって、残酷よねぇ…。
~~10月12日の呟きより