思考錯誤屋の呟き

「日々の事柄」を適宜更新中。

時事2

二百年も遡れば、人斬り包丁を腰に下げた者達が、街の至る所を闊歩していた訳で。
四百年も遡れば、国を盗ったり盗られたり。其の度に多くの首が狩られて。多くの稚児が彷徨ったことだろう。
もう千年も遡れば、食うや食わずで飢える者も居たろうし、人の肉を喰らって生き延びた者も居よう。

その結果。
ボクラが居るのさ。
誰かを殺して。
誰かの肉を喰い、血を啜り。

その結果。
ボクラが居るのさ。
今日。
ミサイルが、誰かの肉を吹き飛ばし。
今も。
ナイフが、誰かの喉を掻っ切る。

これが現実。
これが世界。

戦争犯罪ってのは、つまるところ。
勝とうが負けようが生き延びた者達は、全て誰かを殺し、殺された結果なのよ。

虫を潰せないような人が、人を殺める。
あなたの優しい人が、誰かの大切な人を殺める。
それが事実。

正しいとか間違いとか、じゃなく。
ただの事実。

事実を捻じ曲げる者が増えると、増え続けると、戦争はいつまでも終わらないし。終わらせないし。
まっ、戦争に限らないけども。


~~6月12日の呟きより