さて。
「救い」って、必要なのですか?
仮に「救われた」として。
でも、その「救い」は一瞬でしかないとしたら?
例えば。
大嵐の中、今にも座礁しそうな船が台風の目の中に入るのは、救い?
断崖絶壁から足を滑らせ転落している最中、たまたま出っ張っていた木に引っ掛かったけれど、地上は遥か彼方だったら、これは救い?
もちっと踏み込んで。
此の世の先に彼の世があったら、さ。
此の世は「死んだらお仕舞」になるようだけど、彼の世は「死、そのものが無い」としたら?
平等で平穏で皆々、心豊かな世界…があるとしたら、それは妄想の中だけでしょ?
心の豊かさってのは、主観だもの。
アンパン一つ、牛乳一本で満ち足りる人も居れば、何兆円の資産を有しても貪欲な人も居るもの。
天国が平等な世界だとしたら、そこは平和なのかな?
天使に「階級が存在する」彼の地は、平等なのかな?
死んだらお仕舞。
…なのは、逝った人の生であって、遺った者たちは「故人の後片付け」があるのよ。
物理的にも、心理的にも。
~~7月30日の呟きより