思考錯誤屋の呟き

「日々の事柄」を適宜更新中。

嫌われるほど…

大雑把な見方だが。世界で女性の権利が低い地域は、長いこと女性が政治に関わらなかったことの名残なんだろうな。
だから、特に日本で。「政治は嫌い」と言う発言が多ければ多いほど、為政者は安泰。

アフガニスタンタリバンが強いのは「原理主義に厳格だから」と聞いたことがある。女性の権利を守り教育もしっかり受けられる政権が、あれよあれよと言う間に総崩れになったのは、様々な要因があるとは思うが。人権に配慮する側が負けたのは事実。人って生き物は、抑圧されたり拘束された方が、力を発揮してしまうのかもな…。

近代からこっち。日本の産業や経済が発達したのも、抑圧された労働者が力を発揮してしまったかもしれず。この三十年低迷しているのは、さまざまな権利が向上したから。なんてのは、悪夢でしかない。

学問の世界で。
待つことや待たせることってのは、とても有意義なこと。経済の社会で。
待つことや待たせることってのは、とても無意味なことなのだろう。

泡経済が弾け。
日本社会が舵を切った先は、責任逃れ。現場担当者が即断即決を行うことはなくなり、上へ上へとお伺いをたてる。当然。
待つこと、待たせることが常態化し、機会は急速に失われる。そらぁ。
追いつけ追い越せと、世界の国々がギアを上げれば、日本は抜かれるわな。それが、この三十年のお話。

抜かれること、それ自体は悪くない。ただ、なぁ…。

今の、民主主義の最悪手は、一人一票なところで。かつ。
それが最善手なのだから、なんとも…。

まぁ、多数が最善ではない、のは歴史がいくらでも証明しているけれども。
合法でも非合法でも、被害者は同じ…か。


~~7月8日のスレッズより