思考錯誤屋の呟き

「日々の事柄」を適宜更新中。

【就職難と嘆く方へ6】

無事、応募書類が通過して、一次面接になった時に必要な事。

『面接』
概ね一次面接は、応募職種もしくは応募職種に近い現場の方が担当する。
中途でも新卒でも、応募職種の事を知らないと、面接官の目に止まらない。

新卒だと「応募職種について、具体的な事は判らない」というのは、ただの言い訳。
今の時代、ネットで情報を得るのは容易いし、学校経由や様々なルートを通じてOBを探し、ヒアリングして情報を得るのも一つの手段。

OBも無く、縁故も何も無いなら、ひたすら情報を集める。
闇雲に集めても意味を為さないから、例として僕が「気になる企業を調べる時に、何処を見ているのか」少し紹介。

・業界全体の動向
 過去十年間の動向と現在のトレンド。
 今後、五年間の業界予測。

CSRリポート
 グループ企業なら、グループ全体のものを優先。

・IR情報関連
 上場している株式会社ならIR情報と株主総会の資料。

・企業動向
 ニュースリリース
 特に応募職種に関するものは、最低でも過去五年間
 以内を中心に集める。

・ライバル企業の動向
 業界シェア1位から3位は最低条件。出来れば5位まで。
 最低限、IR情報とニュースリリースは揃える。

・経営者の経歴
 創業者と代表取締役の氏名は当然の事として、略歴は
 最低条件。

…と、この程度はフツーに集めてるけどね。


話は少し逸れるけれど。
絶対見ないのは某掲示板(笑)。完全に無視すべき対象。見る見ないは個人の趣味かも知れないけれど、掲示板で得た四方山話は、絶対に面接の際、口にしない事。


話を戻そう。
重要なのは、集めた資料から、この先、企業が「何を目指し、何処へ向かっているのか?」
過去の経緯から推測し、仮説を立てて置く事。

その上で面接時に、自己PRの一貫として仮説に基づいた質問をする。

勿論、仮説だからハズレる事もあるだろうけれど、具体的な仮説であればある程、その事業に直接関わっている面接官の興味を惹く筈だ。←筈と言い訳しているのは、面接官の能力が低い事もあるから(笑)。

面接時の受け答えは、必ずしもテキパキしなくて良い。時折、意図不明の質問、真意が見えない質問をされる事があるが、この場合は素直に「質問の内容(意図)が判りません」と返して良い。

面接の最後、「他に何か」と必ず聞かれるのが、この時こそ自己PRの時間と心得よ。
PR内容は、履歴書に記載してある「自分を採用すると企業にとって、どんなメリットがあるのか?」と重複して構わない。
何故なら、履歴書は人事の採用担当者が目を通しているけれど、当日担当する面接官が事前に目を通している確率は低いのだ(笑)。
だからと言って、事前に目を通していない事を責めてはいけない。現場担当者は現場がメインの仕事。面接官は副業扱いなのだから。