思考錯誤屋の呟き

「日々の事柄」を適宜更新中。

『此の世』の存在、弐

彼の世で学んだ心は、様々な制約の有る此の世へ、課題を背負って生まれ来る。
肉体の、寿命と言う名の一生を掛け、背負った課題を解決出来る人も居れば、未解決の人だって多勢居る。

どちらが多いか少ないか、比べてみれば、恐らく、未解決の人の方が多いでしょう。
一生を掛けて各々の一章を書き上げ、彼の世へ還る。

傷ついた心を癒し、己を省みて学び、再び、此の世を目指す。
縁者が居る者、居る場所を目指す者と、全くの無縁を臨む者と、其れは各々の判断。

誰かに強制される訳でも無く、誰かに命じられる訳でも無く、全てが自己判断で、此の世における課題を選び、不自由な物質生活を目指す。