自分の中の狂気を飼い慣らすことが出来るなら、恐怖を目の前にしても理性的に対応できるのだろう。
もっとも、飼い慣らすことが出来れば!の話。飼い慣らせないから自分という存在に惧れを抱く。
子供のころ闇がとても怖かったのに、だ。
今じゃ、光が怖い存在になっている。
大人になるにつれて、白日の下に曝したくない物が増えちまうからかな?
心の闇と、十歳の闇。
どちらも深く、黒く、温かく…。
今も、闇を求めて為らない。
九歳までは怖かった事を思い出せる。
十歳には慣れ始めていた事も思い出せる。
その差が、何の切っ掛けだったのか?それは思い出せない。
夜の静寂と昼の喧騒の境目が判らないように。
〜〜3月19日の呟きより