思考錯誤屋の呟き

「日々の事柄」を適宜更新中。

問いと答えは一対じゃ無い。

円周率の答えはπであり、3であり、3.14159265359であり、割り切れないものと思われ、その実割り切れるかもしれない。
問いの円周率だって、円周率そのものか。比喩か。比喩なら割り切れない象徴か。あるいは解けない謎なのか。
人の数、時の数だけ、問いが答えがある。

私にとって、ただの文字列も。
誰かにとっての詩であり表現。
私が意味を見出せなくても、誰かの意思はそこにある。
無意味な有意思。
意味深な無意識。

俯瞰した見方が得意な者は大局を捉え易いが、個別の軋轢に疎く。
事細かい手続きを苦もなくこなす者の世界は、とても有意義な顕微鏡。

「がんばれ」が、誰かへの励ましと思っている人と。
「がんばれ」は、自分への戒めと思っている人と。
噛み合わない意味と。
交わす言葉と。
同じ文字列なのに、違う解釈。

自由の意味を知らぬ者が、自由を振り回し。
義務の成り立ちを知る者が、権利を放棄する。
皮と肉。
なんと言う、皮と肉。

同じ「言葉」と、誰が言うのか?
同じ「言葉」と、誰が言えるのか?
あなたの経験を、一秒一分、完璧になぞった人が居ないように。
あたしの体験も、一日一月、完璧に記録していない。
理し解す。
その土台そのものが、そもそも違うのに、だ。
違う事象、なのに。
同じ「言葉」の表現。

伝わる?
伝えられる?
一言一句、なぞっても。
物語の終わりの終わりは、版元一つで差し代わる。

わっかるかなー?
わっかんねーよなー!

…と、呟く、
と、う、に、ん、が!
わかって、ない。🕶


~~1月13日の呟きより