三回投げて、三回表が出る。
その次は、表か？裏か？
十回投げて、十回表が出る。
その次は、表か？裏か？
百回投げて、百回表が出る。
その次は、表か？裏か？
コインに、細工がされていなければ。
何回同じ面が出ようと、次反対の面が出る確率は五割。
でも人は。
同じ面が続くと、次も同じと思ってしまう。
新しいことを始める。
三回失敗して、次も失敗。
十回失敗して、次も失敗。
百回失敗して、次も失敗。
じゃあ、その次は？
全く同じことを繰り返しているのなら、次も失敗だろう。
失敗しないためには、同じことを繰り返さないこと"も"必要。
でも、きっと多くの人は。
百回も同じことを繰り返す前に、諦める。
コインなら、次、変わる可能性は五割あるし。
新しいことなら、失敗を検証して挑めば、次、同じ失敗は免れるか、減らせるか。
でも。
諦める。
同じ…じゃないのに。
昨日まで歩けなかったら赤子が、今日歩いても。
昨日まで寝たきりの人が、今日、起き上がっても。
それは、自分じゃない、と。
何故か、諦める。
～～1月19日の呟きより
