思考錯誤屋の呟き

「日々の事柄」を適宜更新中。

人殺しは何故ダメなのか?

無抵抗の人間を殺しちゃいけないのは、人間社会の原則で。

殺人が何故ダメなのか?
と言うのは、現代社会の土台がそこにあるからで。
誰も彼もが殺人を可としたら、社会が土台から崩れるのよ。

ぶっちゃけ。
平穏な社会がなくなった状況下なら、殺人は可能な訳で。
それを"合法"としているのが、戦争。
戦争は非常事態で、平穏な社会ではないのよね。

無抵抗の人間に話を戻すと。
なんらかの犯罪者が捕まって、捕まった状態の時に無抵抗なら、殺されることがない…のが社会の法でありルールであり。
でもメリケンだと。
捕まった犯罪者が、警官に殺されることもある。

とはいえ。
その警官は、無抵抗の犯罪者を殺した罪に問われる訳だから。
平穏な社会の中なら、"無抵抗"の者を殺しちゃダメなのよね。
法的にも、社会のルール上も。

だとするならば。
死刑は、廃止されなきゃダメだと思うし。
だって死刑囚は、執行の前の収容時もその時も"無抵抗"。

戦時下においても、一般市民が殺害されたら、それは犯罪なのだから。
"無抵抗"の人を、国家だろうがなんだろうが、殺めちゃダメなのよ。
それが、社会の土台なんだから、さ。

生き物全体で見たら。
人は、家畜を殺めている訳だから。
殺す行為自体はこの先も止められない…気がする。
人類が生き物の中で偉いとか、頂点とか、そういった視点じゃなく。
生きるために喰らうなら、喰らう対象じゃない"人"という生き物を殺すのは、やっぱりおかしいと思うし。

殺しを認めないからこそ、戦争や紛争といった、武力行為は肯定できないし。
少なくとも、そこに正義はない。

ややこしい話や、難しい話は、枝葉を見ちゃダメなのよ。
木じゃなく森。
森よりも大地。
大地より大陸。
俯瞰で見ないと。


~~2月23日の呟きより