思考錯誤屋の呟き

「日々の事柄」を適宜更新中。

生まれてこの方、

半世紀を超えているが。
頭の中が、スッキリとした感覚は二度しかない。
常に圧迫感があり、さまざまな音や声が聞こえ、なんらかの気配に気圧され続けて、それが日常で、それが当たり前だと。二十五年くらい疑問さえ感じなかったが。
ある時、ほんの数時間。
それら物音、声、圧迫感が消えたことがあって、世の中ってのはこんなに静かだったのか、と。
初めて、自分の中だけに起こっていることと理解した。
その後二十年くらい経って、また同じ感覚を味わったが、基本、頭の中は五月蝿い。
まぁ、慣れちゃいるが。
静けさは欲しいこともある。

それでも、ベタな表現でしかないが。
意識を保っていれば、ほどほどの日常生活は送れるから、多くを望むだけ無駄なのだろう。

他者との会話は、勝手に妄想を膨らませて先の先まで読んでしまうから、返答する時は十歩くらい前に戻る、とか。
誰も手を出せないめちゃくちゃ面倒かつ難しい仕事をあえて受けて、他者の関与を減らすとか。
社会に出てから、他者と合わせられない自分を、合わせなくてもよい自分にシフトしたし。
社会との関わり方なんてのは、いくらでもある…と思う。


~10月31日のスレッズより