鬱からの招待状。
何かの拍子に、嫌な目に遭っていた当時を思ひだす。
幼少期、少年時代、青年期…。
其の時折の心情と、自分の不甲斐なさと、苛立ちと。
手に汗し、心拍が上がり、眩暈を憶えた処で、ふと我に返る。
今は、当時と違うのだ!と。
鬱へと落ち始める感情を、今と言ふ現実を自分に言い聞かせ、引き上げられなくとも、踏みとどまれなくとも、自問続ける自責に待ったをかける。
今は、過去ぢゃない。
今は、過去ぢゃない。。
今は、過去ぢゃない。。。
イマは、今だ!
過去ぢゃないんだ!!
明日への希望は見えなくとも、絶望は昨日と言ふ名の過去にくれてしまおう。
過去は、過去のモノ。
浅き、夢見し。