百年も遡れば、見知らぬ先祖だらけ。
だけど彼らが居たから、今、此処に居る。
見たことも聞いたこともない、市井の人々。
でも!何らかの繋がりがあったから、今の自分が在る。
知らない多くの人達が、今の自分を象っている。
不思議な、縁。
触れることの出来ない過去。そして繋がり。
明日なんて、見えないじゃない?
昨日なんて、記録の中にしかないじゃない?
触れることも出来ないし。
見ることも叶わないし。
でも。ある。
多くの人が、漠然と。
明日も“ある”と思っている。
確かなことなんか、確実な約束なんか、何処にも無いのに。
今!この瞬間何処にも無く。
見えなく。
もちろん、触れることも出来ない。
それが、明日。
でも、あるって信じられるよね?
何故?
絶対無い。ことって、ある…のかな?
必ず有る。ことって、ない…のかな?
記憶って、不思議よ。
自分が体験したことだから、在ると思っている。信じている。
けれど、他の誰もが、その記憶を追認出来ない。
そう、誰かにとっては、無いに等しい。それがあなたの記憶。
でも。
あなたの中では。確かな記憶。
無い。けれど、在る。
在る。けれど、無い。
それが、この世界。
~~2月20日の呟きより