思考錯誤屋の呟き

「日々の事柄」を適宜更新中。

「建設業を民主党政権が壊した」

という趣旨の文言を見かけた。
国交省の統計データからも読み取れるけれど、ここ最近で一番大きな引き金はリーマンショックだけど、それ以前から建設従事者の労働者数は減少。
リーマンショックの翌年に民主党政権が誕生。しかもたったの三年。
先の統計で言えば、民主党が政権を担った翌年から、それまで減少し続けた建築労働者数年はほぼ横ばい。
数字を読み解く限り「壊した」というのは、かなり無茶な言いがかりなのよね。

ちなみに。
電気通信屋の自分は、通信だから情報産業と思う人も多いだろうけれど、産業分類上は建設業なのよ。
当然、業界の内情は知っている。
労働人口が減る理由は、政権云々以前に、自分たちがちゃんと法を学ばないから。
労基法のダブル、トリプルなんでもござれの特例なんてのは、差別の塊。
もちっと、学んだ方が良いのにな、労働者は。

起業して社長業をやって…なんてのは、他の人に任せるわ。
社長業もやったけれど、あれは私の肌に合わない。
いずれ消えゆく産業に身を置いているが、産業が消える前にこっちが引退さ。

もーね。
近視眼的、かつ、脊髄反射なのは、さ。
スマホのちっこい画面ばかり見ているからじゃね?
もっと周りを。
もっと遠くを。
見てみ。画面じゃなく、誰かの撮った絵や誰かの放った言葉じゃなく、自分の眼で世界を。

労働人口ついでに。
建設業に限らず、日本の労働人口は減少しているの。子
育てへの社会的支援が乏しい国で、少子化ってのは必然。
子どもが減るってことは、いずれその子らが労働者になるのだから。
引退組は多く。新規は少ない。
どうやって増やせ?と。
アホかっちゅーね。


~11月6日のスレッズより