思考錯誤屋の呟き

「日々の事柄」を適宜更新中。

事実を認められない脳味噌

スイスにある IPCC(Intergovernmental Panel on Climate Change、日本語なら気候変動に関する政府間パネル)。
その IPCC が、第一作業部会報告書で地球温暖化に対する自然科学的根拠を示したのが2007年。
あれから17年も経つのだけど。
未だに「地球温暖化は捏造」とか出鱈目を流す学者や一般人の脳味噌って、事実を事実と認知できないような仕組みがあるのかしら?
環境問題自体は、私の生まれる前からあって。
記憶にある範囲でも、60年代の空は然程青くなく小さな小川はドブ川と呼んでて、70年代は光化学スモッグ注意報が頻繁に流されていた。
80年代の前半には酸性雨の問題やら何やらが騒がれて、さほど日がたたない内に温暖化問題。
…ってことは、温暖化問題を知ったのは80年代後半くらいか。
80年代後半だから、ざっと30年以上も前から騒がれ始めているのに、未だ「捏造」かぁ。
やっぱり。
正しさ(≠正義)を認知できない仕組みが、脳味噌にあるような気がする。

インターネット上にばら撒かれてある出鱈目を、容易く鵜呑みに出来る人たちって。
いずれ詐欺被害に遭うのか?
それとも…。
もう被害に遭っているのかもな。いろいろ。

昨日Threadsで。ちまき茶屋( @chimaki6513 )さんと話してても思ったけれど。
日常、どこかしらで耳にする「お疲れ様」。
あの「お疲れ様」が元々使われていた界隈の事を、私は直接関与したことがないから記憶の裏付けは確定できないけれど。
聞いた話じゃ。
花柳界だか何だか、裏方さんの間で使われている言葉だったとか。
間違いなく言えるのは。
昭和庶民の日常じゃ、ほぼほぼ聞かなかった言葉で。
私が「お疲れ様」って言葉を耳にしたのは、テレビ番組の中でタレントが「ご苦労様は目下の者が使うのではなく、お疲れ様が正しい」とかなんとか言ってた時。
聞いた時は『なんじゃそら?』と思ったし。
実際、今でも手に入る昭和時代の礼儀作法に関する書物に「お疲れ様」ってのは載って無い。まぁ、昔、読んだ範囲の記憶でしかないけども…。
少なくとも、昭和の職場時代「お疲れ様」なんて言葉を使った記憶がない。
平成に代わった辺りから「お疲れ様」がちらりほらりと浸透してきて、今じゃフツーの日常会話。
令和の今。
インターネット上で当たり前のように見える文字列を信じてしまう人は、一度止めるべきよインターネット。

中国共産党から出される経済データが、前年やその前と比較しなくても、かなり出鱈目な数字が並ぶようになったけれど。
日本の政府や官庁から出されるデータだって、割と捏造が混ざっているし。
ジミン政権がやっていること自体を具に観れば、中国共産党のソレと大差なく。
「右だ左だ」と騒ぐヒトの多くは、『右や左』の歴史や定義すら知らないし。
他所さんの言葉にホイホイ乗っちまう脳味噌が、実に面白くて破廉恥。


~5月11日のスレッズより