思考錯誤屋の呟き

「日々の事柄」を適宜更新中。

厄所

生きる、ことはさて置き。

過去。
死にたくて、死にたくて、何もかも煩わしくて。
消したくて、消えたくて。その方法をひたすら考えていた。
…と、言うより、「消えること」に取り憑かれていた。

現在。
憑かれた記憶は、ある。
でも感情は、胡散霧散。

はて?

生きるってのは、面倒なのよ。

眠くなるし。
目覚めるし。
腹は減るし。
腹満たされれば、その分出さなきゃならないし。

腹、満たすために、何かしら仕事をしなきゃならんし。
人と会うなら、それなりの身支度は必要だし。

生まれりゃ、届出。
住む処変えても、届出。
学校、会社、なんでも届出。

休みに、届出。
病気で入院すれば、届出。
保険に入れば、届出。
保険を使えば、届出。

会社変えて、届出。
事業興して、届出。
ついでに畳んで、届出。

人が動けば、届出。
いつか死んでも、届出。

でも、終わらない。届出。

当人が、生まれる前から届出は存在し。
当人が、旅立った後も届出がある。

面倒よねぇ。

消えるってのは、消すってのは、つまるところ、これらの一切合切を無くすってことで。
関わった者達の記憶と記録と。
みんな、みんな、消すってことで。

面倒なのよ。

生きるのも、だけど。
死ぬのも、だし。
まして、消すなんて。

息するのだって、面倒。

「死」に取り憑かれた人は、きっと。
「生」をとても大事にし、大切に扱っている、人。


~~8月7日の呟きより