思考錯誤屋の呟き

「日々の事柄」を適宜更新中。

死者たちの夜明け

そっかー。そーだよなぁ。
原子力発電所で働いている人たちも、世代交代しているもんな。
稼働経験の無い人たちが、40%を超えてても不思議じゃない。

私は通信系インフラの保守だけど。
インフラは、なにかと低く見られがちな所為か、やりたがる人が少ないのよね。
だから、引退寸前の高齢者と間違って入ってきたの?というような、若手がポツポツ。

通信が止まる事態は、今後も起こるし。なんなら増えるよ。
だって、現場で直せる人が、どんどん減っているのだもの。

道路や電気は、十年、二十年前の技術でも、今日の新しいものに対応出来るけれど。
通信は規格が十年単位で変わるから、今の機器しか知らない人は、二十年前の機器を直せない。

「二十年前の機器を使っている?」と思う人もいるだろうけれど。
十年くらいはざらだし、二十年ものもあるし。
例えば、ADSLISDNは現役で、アナログ電話もある。
携帯だって、5Gの今でも3Gは使われているし。

アナログ電話は、切れないのよ。停電時にも使える強味があるから。
街中に張り巡らされた通信線の大半が光に置き換わったら、アナログ回線も終わるのだろうけれど…。

三十代以下の技術者でアナログ回線直せるのって、居るのかな?
定年間近の方に、ルーターの入れ替えはキツイし。
四十代は氷河期の影響で、ほぼ居ない。
いやはや…。

既存原発をあと十年止められたら、再稼働は無理ね。
施設自体の寿命に加え、稼働経験のある技術者が居なくなる。
ボロボロの施設を無理に動かして、経験の無い技術者がトラブル対応するなんて…。
ホラーでしかない。


~~9月18日の呟きより