思考錯誤屋の呟き

「日々の事柄」を適宜更新中。

増やしたところで…。

ニュースを見れば増税やら減税やらの話が飛び交っているけれど、何が何やら混乱しているのは間違いなさそうで。
減税に関して言えば、財務省は「予算は無い」と明言しているのだけど、財源あるのかしら??

令和5年度の日本の防衛費は7兆円弱。
ロシアと戦うウクライナが年間15兆から20兆円。ロシアは10兆円から15兆円。
すっごく雑な比較だけど、金額だけなら半年で尽きる訳で。
実際に攻められた時は、軍事費だけじゃなく予算も増やすのだろうけれど。
武器、弾薬、燃料。それらを供給する工場設備、原材料の在庫諸々考えると半年も持ち堪えられないだろうなぁ。
同盟国がー!
…と叫ぶ人がいるかもしれないけど、早々、簡単に支援がある…はずもなく。
まぁ、実際のところ。
自衛隊の中ではシミュレーションも行われているだろうが、物理攻撃の前に、徹底的なサイバー攻撃があるだろうし。
日本はめちゃくちゃサイバー攻撃に弱いから、物理攻撃が始まった時には、通信網はズタズタ、発電施設や工場施設は全て停止、物流から何から社会機能が至る所で止まっている可能性は非常に高い訳で。
自衛隊の即時対応なんてのは、そもそも攻撃されたかどうかも判らず、判ったところで反撃命令が届けられない可能性もあるから、無理じゃね?
ってのが、元セキュリティ屋の見方。
7兆円、ねぇ…。

仮に中国が日本を攻めるなら。
自衛隊が使っているパソコン関係は中国製だから、遠隔で止められるか、壊されるか。
スマホや携帯、それに通信網も中国製品が混じっているから、パソコン同様だし。
だいたい攻める以前に、日頃から情報ダダ漏れだと思うけどね。
まぁ、そんなもんよ。実情なんて。

中国製のIT機器にバックドアがあるのは、ちょいとセキュリティを齧ったことのある技術屋にとっては当たり前の話で。
アメリカは安全保障の観点から、中国の通信機器の輸入や販売を禁止しているし。
でも、日本政府はなーんもしてないから、街中でもネットでも簡単に買える。
ポチなのに、危機意識は皆無。
ポチだから、危機管理が皆無?

まぁ、いいけどね。

遠隔で制御できる仕組みがあるってことは、何も情報を盗む…だけじゃなく。
端末を壊すこともできるのよね。
わかっているのか?
わかってないのか?
まぁ、後者なのだろうけども…。

防衛費の増額分全てサイバー関係に注ぎ込んでも、日本のサイバー防衛は高まらない気がするなぁ。
法の整備。
人の育成。
技術研究。
危機対策。
危機管理。
どれをとっても、スッカスカ。

地球温暖化…というか灼熱化と同じ。
待った無し、だけど、本気で取り組まない。
地平のお話。


~11月10日のスレッズより