思考錯誤屋の呟き

「日々の事柄」を適宜更新中。

はかいしゃ

今は化石エネルギーから脱却し、自然エネルギー発電や蓄電、移動手段としての電気エネルギーの利用拡大といった産業の転換時期だけども。
日本や欧米は転換どころか逆戻り。
まぁ、転換するには莫大な費用と相応の時間が必要だから。
近視眼的見方の株主らは猛反対するだろうさ。
で、日本の西隣の国が一人勝ちの様相。
この流れは、いずれさほど遠くない未来に。
収支のバランスがまるっきり取れていないAI産業にも波及するだろうな。
・・・と。
海外のAIやらデータセンター事業に伴うエネルギー産業の問題を眺めつつ。  

何かしらの理由で環境が破壊され、草木が殆ど残っていない荒れ地になり、復旧と復元を兼ねて自然を取り戻す実験が時折ある。
それなりに時間を短縮して、あたかも自然をしたかのように樹木が生い茂る植生にすることは可能だけども。それは元の自然環境とは異なる。
人の手が加えられてない自然が破壊された時。
人の手を加えずに元に戻すのは、元の自然が積み重ねた長い時が必要なのよね。  

1730年代半ばに産業革命があり、その裏で自然環境破壊が始まった。
それからざっと300年。
300年間破壊された自然を取り戻すには、300年以上の歳月が必要な訳で。人が自然に手を加えてある程度の環境を取り戻すとしても、100年単位の歳月が要る。
100年後。
息してないでしょ?
今、この投稿をリアルタイムで読める人たちは皆。

手芸をする、相応の手間暇がかかる。
家庭大工をする、相応の手間暇がかかる。
プラモデルを作る、相応の手間暇がかかる。
でもさ、壊すのは、割と短時間。
短ければ、一瞬。
反対に、一番時間がかかるのは。
壊されたものを復元する時。
大量消費の弊害なのだろうな、きっと。  

地球に対するテロリズムだな。
https://www.theguardian.com/environment/2025/nov/14/fossil-fuel-lobbyists-cop30


~11月14日のスレッズより