思考錯誤屋の呟き

「日々の事柄」を適宜更新中。

誕生日?壱

科学見地に立てば、「精子卵子が出会った瞬間に生命が誕生する」と、言ふのかも知れない。

けれど、よく考えてみると、此れは可笑しい。

精子卵子が出会う前だって、細胞レベルでは精子は活発に動き生きているし、卵子だって精子を待ちながら生きている。精子卵子も個々に生きているのに、其れらが融合した瞬間から生命が誕生すると言ふのは、いささか、飛躍し過ぎている気がするのだ。

勿論、精子卵子も単独で在る限り、人間とはならない。

精子卵子が融合して初めて人間になる機会を得られる訳だが、人間となる前の段階だって「細胞レベルは生きている」この点を強調しておきたい。それと現時点では無理かも知れないが、将来的にips細胞の技術等を応用し、コピー人間を科学的に生み出すコトが出来る様になるだろう。つまり「精子卵子の出会いは無くとも、人間は誕生する」可能性は有り得るのだ。

だから僕は「精子卵子が出会う前から、生命は存在する」と考えている。
此れは、いささか飛躍した考えだろうか?