思考錯誤屋の呟き

「日々の事柄」を適宜更新中。

消された命

人に限らず、割と多くの生き物には寿命がある。
(寿命のない生き物も居るけれど、それはまた別のお話)
人に限れば。
ある人は一万年、ある人は三百年ってことはなく。健康な人なら概ね数十年。何かしらの難題を抱えた人は短い方も居るけれど…。
何にせよ。
限りはある訳で。
その限りある時間を、何に使うのか?
自分のためか?
誰かのためか?
好きな相手のためか?
嫌いな奴を呪うためか?
良いことか?
悪しきことか?
まぁ、さまざまだろうが。
あたしゃ。
嫌な奴ために時間を割くのは、とてもとても…。
バッカじゃねーの!
とは思うし、吠えるけども。
やはり、なんか勿体無い。

寿命の無い生き物に生まれちまったら、星の寿命が尽きるまで生き続けるのかもなぁ。
面倒だな。
めちゃくちゃ面倒。
人で、まだマシか。

脳は、酸素を絶たれても数十秒は活動を続けるそうで。
その数十秒の間に、いわゆる快楽物質の放出や、痛覚の遮断諸々が行われている…とか。
寿命が尽きる最期の数十秒が、肉体と心が切り離される序章…だとして。
体と心が別れる。
その最期の数十秒を奪われた人たちは、人生の最期に人としての尊厳を奪われたまま。
核兵器ってのは、人間の尊厳に対する冒涜なんだよな…。
今年もまた、夏が来る。


~7月13日のスレッズより